仮説つれづれ日記

今年は学校を変わり5年生担任です。仮説実験授業は《花と実》でスタートしました☆

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《ばねと力》8時間目

8時間目ばねちか全体板書

今日が第2部の締めくくり。今日はまた感想を書いてもらおうと思ってたんだけど,
昨日の授業も気持ちよく進んだことで,「きっと嬉しい感想が集まるだろな」と,
授業をする前からワクワクしてましたf(^ー^;

今日の準備はそんなに大変じゃありません。ものとしては,机の上にポンと
本を置くだけだからです。それだけに,授業の導入から問題の説明,そして
お話までへの流れをどうするか・・・どちらかといえば授業者としての言葉がけ
の在り方などについて事前にいろいろ考えました。
第2部のタイトルは「ふつうのものとばね」。1部で導入されたばねモデルの
イメージを,一見伸び縮みするようには見えないものにまで適用させて考えていく。
その集大成とでも言うべき練習問題が最後に控えています。

矢印の長さなどについての決着は,やはりつけないでおこうと考えてました。
客観的な実験のできないものについては,第3部以降に持ち越すことにしたのです。
その代わり,今日出てくる「机の原子が押しつぶされて反発力を発揮する」話は,
「へぇ~,そうなんだ!」という驚きがあり,このインパクトを大切にして第3部に
つないでいきたい部分でもあります。
そんな意味を込めて,そして第2部の締めくくりということで,「なんかすごいことを
勉強している気がする」って思ってもらえるような・・・そんな授業運営ができたらな~
と考えながら,授業に臨みました☆

※今回も,睡眠不足の体をいたわるために,記事は少なめにアップしますσ(^◇^;)

8時間目前時までの復習

例によって,前時までの復習。何度も同じ事を繰り返しているので,子どもたちへの
定着も抜群。掲示物を貼る前から,「力の原理」を元気よく唱えてくれました。

矢印の掲示物については,「ばね」と「ふつうのもの」との間に境界線を引き,
さりげなく,「このばねのモデルのイメージを適用させてきたんだよ」って触れておきます。


8時間目前時の問題の結果

昨日は矢印の書き方について「約束」通りにできている部分をチェックしただけなので,
「スポンジの上の本にかかる力」について各班に書いてもらったものをズラッと掲示します。

「今日,この矢印の書き方について『こんな風に書けばいいんだ』というのが分かるよ」
「どないするん~?」
「いや,板倉先生が『こんなのどう?』って例をお話の中に出してくれてるんやけど・・・
 でも,その前に1つ実験・・・というか,作業をやろう!」

宙ぶらりんにしたクリップと磁石の間に,様々なものを入れてみる実験です。


8時間目セッティングする

この授業書の1時間目。子どもたちは,この不思議なクリップをさわりたがりました。
それを思う存分やらせてあげたかったのと,今までの流れから,少人数で気軽にワイワイと
作業して欲しかったのとで,これもやはりグループ作業としました。
『具体化』にも,「ここは子どもたちが喜ぶので,児童実験させるとよい」と書いてあります。

「えぇ~!? けっこうセッティングむずかしいよ~f(^ー^;」


8時間目紙をはさむ

紙をはさんでいます。落ちないね~(^。^)


8時間目10円玉をはさむ

今度は10円玉だ! これまた落ちない(~v~)


8時間目下敷きをはさむ

下敷きもはさんでみるぞ~!
我がクラスながら・・・ホントに楽しそうに実験してますよねヽ(^。^)丿

授業書には「磁石に吸い付けられないものをはさむ」という注意書きがあります。
となると,当然「吸い付けられるものをはさむとどうなるのだろう?」ということが気になります(笑)
というわけで,これはボクが磁石の保持鉄片を持って,各班をまわってはさんでいきました。
紙や銅やプラスチックでは何の影響もなかったクリップが,鉄片をはさむと同時に,ストンと
下に落ちます。「おぉ~!」と子どもたち。

「なんでか分からんけど,磁石に吸い付けられるものをはさむと,磁力に影響があるよな?」
「すごい! ポトンと落ちた!!」
「磁石の場合はそう。でも・・・ものをひっぱる地球の引力は,ものと地球の間に何があろうと
 関係ないんじゃよ」
「へぇ~・・・」

こんなやりとりをしてから,次の授業書「お話」を配って読みます。


8時間目地球の引力は真っ直ぐ

「つまり,地球の引力は間に何がはさまろうと,そのものを真っ直ぐひっぱるの。
 だから,今までの問題と違って昨日の問題は間にスポンジがはさまっているけど,
 そんなの気にせずに,引力の下向き矢印は真っ直ぐ引けばいい・・・
 ということを分かってもらうための実験でした!」
「なるほど~!」

こんな風に,妙に納得して感心したような声が出るとは思わなかった(^^ゞ

さて,このお話の中には「スポンジの上の本にかかる力」の矢印の,正解図ともいうべき
イラストが載っています。だから,一応昨日の問題の結果についてまとめてみました。

「板倉先生がね,つり下げたものじゃなく,こんな風に何かの上においたものにかかる
 力の矢印については『こんな風にあらわすことにしませんか?』って書いてくれとる。
 みんな,この表し方を見て『そんなの変!』とは思わん? いける??」
「うん・・・」「ええんちゃう?」
「ほな,前のページに戻って,一応正しく書き直しておいてくれる?
 そうそう,そうえいば『下向き矢印の方が長いかどうか』って議論があったよな?
 あれについては,自分が思うようにしておけばいいよ。実は,授業書がもう少し
 進めば,どちらが正しいのかはっきりすると思います!」
「え? 今日わかるん?」
「いやいや,明日以降じゃf(^ー^; でもその代わり,今日は第2部の最終回です。
 最後には・・・昨日よりもっと悩ませるような問題が出てくるぞ!」

8時間目机の上の本

「昨日は,スポンジの上に本を置いて,そしたら縮んだスポンジが元に戻ろうとして・・・」
「上向きの力を出した!」
「そう。じゃ・・・そのスポンジを取っちまうよ!」
(スポンジを取ります。そして本を高くかかげあげて・・)

「さあ,今この本を持つ手を離したら・・・下に落ちるよな。なんで?」
「地球がひっぱっているから!」
(パッと手を離すと,辞典が「ドサッ!」と机の上に落ちます)

「地球が下向きに引っ張ってるもんな~。・・・あれ? でも,今この本は動かんと止まっとるよ?」
「ほなって,机の上にあるんやけん!」「頭いける~?(笑)」「・・・まさか・・・!?」
「そう! 止まっとるよな~・・・」
(しばらく机の上の本をじっと見つめる。子どもたちもニコニコしながら静かに見てくれてます)

「あれ? なんで動かんの? この本にはいま,どんな力が加わってるんだろう??」
「ちょっと待てぇよ・・・」 「分かった~☆」

ここまでやりとりしてから授業書を配り,再び問題場面の確認をします。
そして,まずは各自,自分の授業書に書き込んでもらいます。
「これ,ちょっと待てぇよ・・・」という声が何度も聞こえます♪
分かります。習慣で,とっさに上下ワンセットの矢印を書き込みたくなったんだけど,
スポンジのような上向きの力をはたして机が出すものかどうか・・・悩んでいるのでしょう。
その葛藤を,書き込む前に感じて欲しかった。我ながらうまくいったと思うのですが(^^)v


8時間目矢印を書く

「グループ全員が自分の予想を立てたことを確認したら,班長さんは黒板に貼るための
 紙を取りに来て。そんで,みんなの意見を聞きながら,とりあえずグループとしての
 結論をまとめて矢印を書いて持ってきてな。
 そうそう,『~が,本に,~する力』なのか・・・ってことも書いてな♪」

この形式で授業をするのが型にはまってきた第2部だけど,今までで一番,
ワイワイと互いの言い分を言い合ってました☆


8時間目上向きはいるよ!

「今日のは上向きの矢印はいらんだろ・・・」
「えぇ! いるよ!! ほなって,上向きもなかったら本はずっと落ちて行くもん!」

右側の女の子は,これまでの授業で自分の主張をはっきりと出すことはなかったんだけど,
《ばねと力》の授業を積み重ねていくごとに,「ああだ,こうだ」と意見を出すようになりました。
ボクとしては,すごく嬉しいことなのです(^.^)


8時間目練1と結果

3時間目だけじゃ時間が足りなくなったので,4時間目の最初の方も,《ばねと力》の
続きをすることにしました。算数がつぶれて子どもたちは余計に喜んでました(^_^;)

さて,各班で話し合ってまとめた結果を並べてみます。
なんと・・・! どの班もほぼ似たような描き方をして持ってきてくれました。

「おぉ~! なんかすごい。細かいところを見たらどれも微妙に違うけど・・・
 『どの班にもすべて共通していること』って,何か分かる?」
「ハイハイ! どれも矢印が上下にある!」
「そうやな☆ ところで,下向きの矢印は『地球の引力が本をひっぱる力』ってのは
 分かるんやけど・・・それじゃ,上向きって何よ!? 誰か,代表して教えて」
「ほれは,机が本を押し返す力!」 「同じでーす♪」

「えぇ~,ちょっと待ってよ。スポンジみたいに机も縮んで,ほれで押し返しとると?」
「そう!」
「机も縮むんか?(~v~)」
「そうなるの!」 「でなかったら,説明がつかん!」
「よっしゃ,それじゃ2部最後のお話を読んでみようか」

こんなやりとりをしてから,2部最後の授業書を配りました。
「机も縮む」と明言した子どもたちだけど・・・
お話を読みながら,「マジで~!」と叫んでおりました(笑)

(掲示物を出しながら)
「もし画期的な顕微鏡があって,本を置いた机をメッチャクチャ拡大して見ると・・・
 こんな風に机を作るつぶが見えてくる! さて,この粒をなんと言うんだろう?」
「ハイ~~ッッ! 分子~ヽ(^。^)丿」
「そう! 原子・分子レベルで考えたら,縮んでいることも分かるでしょ・・・ってことで」
「ほら,縮んだんが見えるわけないわ~」 「なんか,すげぇ」

1学期に《もしも原子が見えたなら》,《燃焼》の授業を体験している子どもたち。
久しぶりの原子・分子の登場に,すっかり盛り上がってます。
休み時間をはさんでの延長授業だったにもかかわらず,イイ感じで興奮してくれてます。

「おい,いま座っている椅子も,みんなのオケツの重さで縮んで,押し返しとるぞ!」
「うわ! なんか気持ち悪い」 「ワハハハハ!」
うん,今日もなかなか気持ちよく授業できた(^^)v

それでは,第2部を終えての子どもたちの感想です。

机の上に本を乗せたら,2000万分の1ぐらい縮むんだな~!!
どんなものでもちょっとは縮むって事は,ふでばこやいすも縮むんだな~!

とってもいい勉強になりました! もっと知りたいな~。とってもおもしろいね。

どんなものでもバネの性質があるとか,ビックリ~! うきゃきゃ!!
机とか椅子とか,分子レベルで縮んでるだぁ・・・って,「どんだけ-!」って感じ♪

どんなものでもバネの性質があるとはビックリした。でも,まだ半信半疑なので,
また次に実験をするのが楽しみ。

みんなで「上向き・下向き」とか考えていったのがためになりました。

地球が本を引っ張っているのは分かっていたけど,机からはどんな力が加わっている
のか,ちょっと迷った。でも,机からもバネみたいに本を押し返しているからビックリした。
明日も楽しみです。

最後の「イスがへこむのは分子レベル」だったから,見えんのは当たり前やな~と思った。
どんなものでも少しはばねの性質があるというけど,これはほんまなんかなぁ~?
明日が楽しみ☆

つぶつぶの机??? おもしろい問題だなぁ。

どんなものでもバネの性質があるなんて・・・初めて知った!
今まで知らなかったことが見えてきて,よかったです☆ 第3部,たのしみ-!!

普通のものもばねみたいにものを押し返す力があるとは・・・知らんかった・・・。
1部より2部の方がおもしろかった。第3部も楽しみ~~!!

最初はレベルの高そうな授業書みたいで,「こんなおバカなクラスでできるんかな?」
って心配だった(笑) でも,割とスムーズに進んで,気楽におもしろかった♪
どんなものにもばねの性質があるのか!? 謎は深まるばかりです(笑)

最初はワケ分からんかって適当に予想を立てていたけど,今日は一生懸命に予想を
立てたから,すごく楽しかったです。


次第に子どもたちのノーミソにもスムーズに矢印の空想が描けるようになってきている
ようにボクには感じます。
それに加えて,「ホンマかな?」って半信半疑の気持ちを抱きつつ,次を楽しみしている
ってことが,さらに嬉しかった!
自分の直感を大切にしながら,科学の原理をつかみとっていってくれたらと思います。
この第1部・2部において,そんな授業運営ができたということがホントに嬉しいことでした!
  1. 2007/10/23(火) 10:35:22|
  2. ばねと力2007
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徳島で小学校教員をしています。

後藤浩之

Author:後藤浩之
小学校教員になって15年目。
仮説実験授業を始めて14年目です。
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