仮説つれづれ日記

今年は学校を変わり5年生担任です。仮説実験授業は《花と実》でスタートしました☆

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《電流と磁石》12時間目

12時間目電流と磁石全体板書

今日は欠席者が9名にまで増えました・・・σ(^◇^;)
でも,《電流と磁石》の授業の方は,もとよりゆったりペースで進んできているので,
今日も順当に進めることにします。流れから言うと本音は2問続けてやりたかった
部分なんだけど・・・討論がけっこうもりあがったので,今日もやはり1問で終わりました。

今日はとりとりも授業を参観に来てくれている日。それも盛り上がった要因かもしれません。
例によって,子どもにエルステッドの絵を描いてもらうわけだけど,日増しにひどいものに
なってきているような・・・・(^◇^;) ま,そのあたりは好きにさせてやります。

12時間目リング1つ通電前

「右ねじの法則」を確認したあと,まずは前回の実験を思い出してもらいます。
とりとりにとっては初めてのこの問題。彼にも予想を立ててもらいます。


12時間目リング1つ通電後

さすがとりとりは正しく予想を立てました!
でも,子どもたちから「なんで!?」と突っ込まれて困ってましたが(笑)
ま,おかげで楽しく復習できてよかった,よかった☆

実はこの復習が,今日の問題につながっています。
「電線をグルッと一巻きしたときと,グルグルと何重にもしたときと比べたら,磁界の強さは変わるか?」
というものです。板書しながら説明していくと,問題の要点はすんなり理解してくれます。


12時間目実験道具

今回の実験に使う道具は,池田さんの授業セットの中にすべて入ってました。
ちなみに,「磁界の強さの違い」については,「どうやって判定しようか?」と
子どもたちと相談して決めました。子どもから出てきたのはやはり,「磁針の動き方の素早さ」
でした。「よし,それじゃそれでいこう!」ということに・・・。


12時間目リングとコイル

1重巻きのものとグルグル多重巻きのものを並べて見せてまわります。
「うーん・・・」とか「ちょっと待てえよ・・・」という声が聞こえてきます。
こりゃ,ひょっとしたら予想分布は散らばるかも・・・ヽ(^。^)丿


12時間目第2部問題3

と思ったのですが,意外や意外,ほとんどの子がアに集中しました。

1本の時と比べて,たくさんの磁力線が重なることになるから。
同じ向きの磁界が重なって,お互いを強め合うと思う。


なかなか明確な論理の組み立てです♪
それに対してイの予想・・・・・

磁場の広がりにも限度がある。つまり,たくさん並んだところで磁針に対して
斜めの位置にある磁場からの力は,そんなに影響が無いと思う。
ということは,結局は磁針の真上にある磁場からの影響だけを考えたらいい
んだと思うから。
数がたくさんあるからといって,それに惑わされたらアカンと思う。


うーん,少数派の人たちもなかなかに説得力のある意見を出します。
この意見を聞いて,ウからイに予想変更する子が出ました。

電池は1個で,流れる電流には限りがある。たくさん針金があるということは,
その限りある電流の力を分け合うということだから,1つ1つの磁場の力だって
分け合って弱まっている気がする。つまり,結果的に1本の時と同じになる。


この意見が出たときには,みんな一瞬「ハ!」っとしました。しかし,すかさず反論・・・

いや,電池から流れる電力は一定だと思う。だから,たくさん並ぶということは,
同じ力の多くの磁場ができるんだから,強め合って磁場も強くなる。

いや,反論! 電流はたしか電線がからまったりしたらショートするだろ?
この問題やってたくさん並んでいるけど,ひょっとしたらショートと似たような
ことがあるかもしれん。だとしたら,「弱くなる」んかもしれんけど・・・

それ,おかしいだろ。この場合は電線がからまってないし。


いやはや,なかなかに討論が盛り上がってきました(^。^)
この調子でしばらく(磁場は)「強まる!」「いや,強まらない」といった議論が続いて
いましたが,授業を参観していたとりとりも手を挙げて,前に出て次のように
説明をしてくれました(ちなみに彼の予想はア「強まる」でした)。

12時間目とりとりの説明

電池から出る電流の力を1とすると,そのまま1の力が最初の電線に流れていく。
この1の力はどこに行っても1のまま。で,電線に1の力を描き込んでいくだろ・・・
そしたら,1本1本の電線に生まれた磁場の力は1かもしれんけど,こうやってみると
1を5回足し算した西向きの力になる。で,電線を通って電池に戻ってくる力は1のまま。
つまり,電力は一定のままだけど,磁場全体の力は強くなるということ。


この説明には,多くのアの子どもたちから「おぉ~!!」「パチパチパチ・・・」と
いう賞賛の拍手が出ました。うーん,図とたとえを用いた,実に説得力のある意見。
さすがは大学生です☆
しかし面白いことは,それを聞いたからと言って誰も予想変更しないこと(笑)
仮説実験授業を受けてきた子どもたちは,「大人が言うことだから」というのは
説得材料にならないようです。それ以上に,自分の直感やこれまでに培ってきた
自分なりの論理の方が勝っているのでしょう。これまた素晴らしいことだと思いました。
まさに,「大人も子どもも対等に議論できる授業」だと思います(^^)v


12時間目コイル通電前

さて実験・・・・・・
先ほどの1本の時の針の動きを再び確認してから,グルグル巻きのものを行います。
「針の動き方で判断する」といっても,一瞬のことなので「3回繰り返すよ」ということで
進めていきます。1本の時の針の動きをよーく目に焼き付けてから,いざ・・・・・!


12時間目コイル通電後

動画じゃないので伝わらないとは思うけど(笑),これはもう明らかに磁針の動きに
変化が出ます。グルグル巻きの方は,「シュン!」という感じで,磁針が一気に,
素早く西の方向に引きつけられます。
アの子たちから大きな歓声。あれだけ議論したからでしょう。ただ針がふれるだけの
実験なんだけど,何度も見たがります。実に印象深く心に残ったことでしょうヽ(^。^)丿

それにしても,子どもたちにとってもいい勉強になるような説明をした大学生も素晴らしい。
その大学生のまったく動じず,むしろ大学生を本気にさせた小学生も素晴らしい。
「科学の素晴らしさとは,その科学を使いこなせる自分の素晴らしさだ」という板倉先生
の言葉があったと思うけど,そんなことを実感できた今日の授業でした☆
  1. 2008/02/08(金) 09:30:31|
  2. 電流と磁石2007
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徳島で小学校教員をしています。

後藤浩之

Author:後藤浩之
小学校教員になって15年目。
仮説実験授業を始めて14年目です。
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