仮説つれづれ日記

今年は学校を変わり5年生担任です。仮説実験授業は《花と実》でスタートしました☆

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花と実21時間目



今回から「第4部」に突入する☆
第4部には~実のなる植物と花~というタイトルがついている。いつものように,ここまで習ったことを掲示物を貼りながら復習をし,第4部のタイトルを発表する。

「第4部からは,今までに出てきた植物とはまた違ったタイプのものが登場するよ~。聞いた瞬間『え!?』と思うかも・・・(^.^)」
「え~,なになに??(#^.^#)」
「それは・・・これです!!」

といって,家の近所で撮影した植物の掲示物を貼り付ける☆

「これ,なに??」「あ,見たことある!」「これって雑草ちゃうん?」
とわきたつ子どもたち♪ よし,つかみはOKだ!


(用意したもの)
●花と実掲示物セット ◎今回は雨が降っていたので取りに行くのはやめたが,イネ科の草の実物があればいいだろう。


うちんくの近所で撮影したということは,子どもたちの家の近くということだ。掲示物が貼られるたびに「お,まさとの家が写っとる!」などとはしゃぐ子どもたち(笑)
しかしそのうちに,重要なつぶやきがこぼれ始める・・・。

「でも,これって花が咲くんか?」「見たことないぞ??」

うーん。子どもたちがすばらしいのか,それとも授業書が子どもたちの意識の流れに沿ってよくできているのか・・・。
おそらく,その両方だろうな☆

「いま貼った植物はいっぺんは見たことあるだろ? これらの植物は全部同じ仲間らしいんです。第3部で植物の分類の勉強したよな? で,これらの植物の代表として,こんなもの知ってるだろ?」といってエノコログサを貼り付ける。

「さて今日の問題は,このエノコログサや,さっき貼り付けた植物。つまり,一般的に“雑草”と呼ばれる植物にも花が咲くだろうか?という問題です!」
授業書を配ると,さっそくアチコチで自主的に討論を始めてくれる(^^ゞ
予想分布は,意外や意外,ほとんどの子が「花が咲く」に集中した!


(イ:「花は咲かない」の予想の理由)
わたし,猫じゃらし(エノコログサ)でいつも遊んびょるけど,今まで1回も花が咲いてるところなんかみたことない!


それに対して,アの予想を選んだ子から反論を兼ねて元気よく意見が飛び出した!

(ア:「花は咲く」の予想の理由)
エノコログサを手で持って引っ張ったらポロポロと種みたいなんがこぼれてくるだろ? あれは実やと思う。実があるということは,花が咲くということ!

「花が咲いてるのを見たことない」って言っても,それはぼくらが知らんだけやと思う。

前にエダマメの問題をしているときに,「お百姓さんでも知らないぐらい小さい花が咲く」って話があっただろ? それと同じように,エノコログサの花もめっちゃくちゃ小さいんかもしれん。

そうそう。ケイトウの花やって,本当の花はめっちゃ小さかったし。

今までと同じで,「花が咲かなければ実はできない!」。いまこの世にその植物があるということは,種ができたということやし,それなら必ず花は咲いているはず。

サボテンの花は50年に一度だけ咲くというのを聞いたことある。ひょっとしたらエノコログサもそういう仲間なのかもしれん。

ぼくらが寝てる間に咲いているのかも?


いやはや,とにかく「ア:花は咲く」の予想を立てた子から元気よく意見が飛び出す。ここまでの学習の確かな定着と,子どもたちの中に芽生えた“科学の原理を使いこなすことへの自信”みたいなものを感じられたのが嬉しいヾ(^v^)k


「この答えを明らかにする前に・・・実はもう1問考えてもらいます!」
「え~!?」「はよ知りたいのに~・・・」
「まぁまぁ,あせらんでも,この時間で結論ははっきりするよ♪」

といって次の授業書を配る。【イネやムギのなる植物にも花は咲くか?】という問題。
「わかった!」といって予想を立ててくれた子どもたちだが,これまた予想外の展開・・・さっきの問題よりも「花は咲かない」を選ぶ子どもたちが増えた!?


(イ:「花は咲かない」の予想を選んだ理由)
うちんくは米を育てよるけど,今まで一度も花が咲いたところなんか見たことない!


確かにそうだ。この意見にはみんな「ウンウン・・・」とうなづいている。
しかし,イの予想を選ぶ子が増えたとはいえ,やはし勢いがあるのは「花は咲くはず」と考えた子どもたち。またまた元気に手が上がる。

(ア:「花は咲く」の予想の理由)
お米って,イネの穂についている1つ1つの粒だろ? それってやっぱり実とちゃうんかな? だとしたら,パイナップルの時みたいに,その小さい実1つ1つにめしべがつながっとるはずやと思う。ということは,花が咲くということ。

お米はイネの実やと思う。だとすれば花も必ず咲いているはず。

ひょっとしてな,その小さい実じたいが花なんとちゃう?

最後に出てきた意見にはボク自体もビックリした! 子どものノーミソは柔軟だとはいえ・・・うーん,まさかこの段階でそこまで想像をめぐらすとは・・・( ・_・;)


結果的に,2問とも「ア:花は咲く」に予想変更する子が続出していよいよ結果の確認。次の授業書を配る・・・

今回取り上げた植物は“イネ科の植物”ということ。そして,~イネ科の植物にはきれいな花びらがない~ということ・・・
ここまで読むと「やった! やっぱり花が咲かないんじゃ」と叫ぶ子が出る。しかし即座に反論も出る。
「違うよ!【おしべやめしべがあって実をならすものはみんな花】って習ったでえ!」
なかなかイイ反論だ(^.^)
「そう。一般的にいう花は,見た目がきれいなものを指して言ってるけど,科学的に考えた場合の花って違ったよな? そう。実はこれがイネの花です・・・!」

20060528112008.jpg


「え~!?」「やった~!!」
という声がこだまする♪ なかなか感動的にイネ科の植物の概念と出会うことができたな(^^)v


【お話】を読み進めていって,エノコログサの花も紹介。
そして,虫が花粉を運んでくれる植物を虫媒花といい,風で花粉が運ばれるものを風媒花ということを押さえる。そこで質問・・・

「ところで,虫媒花の花って見た目がきれいだし,いい香りがするし,甘い蜜があったりするのに,風媒花の花って全然美しくないし,蜜もないけど・・・これって,どうしてか分かる?」
一瞬キョトンとした子どもたちだが,「分かった!」「当てて~!」と元気よく立ち上がる。まぁまぁ,そこまで熱くならんでも・・・(^◇^;)

「虫媒花は虫に花粉を運んでもらわなきゃいけないから,虫を呼び寄せるためにきれいな花びらや蜜があるけど,風媒花はその必要がないから,花びらもない」
「風媒花で花びらがあったら,かえってジャマになるだけ」


そう! いつものことだけど,ノリがいいし,するどいね~(^。^)
今日は時間がきたのでここでお終い!
宿泊訓練などのためにだいぶ間隔が空いてしまうけど,続きは週が明けてから始めることにした。
この『花と実』の授業書も,いよいよ終盤を迎えることになった☆
  1. 2006/05/22(月) 11:28:14|
  2. 花と実2006
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徳島で小学校教員をしています。

後藤浩之

Author:後藤浩之
小学校教員になって15年目。
仮説実験授業を始めて14年目です。
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